(1)『問題解決能力を身につけるための質問

質問する時の三つのコツとは?

★説明不足から起こる問題が多く見受けられるものです。 例えば、会議で自分の頭の中に描いているイメージをきちんと説明できていないのにもかかわらず、他の人に伝わっていると勘違い。そのまま会議は進行して最後に「あれれ、何か違うぞ?」となるようなケースです。

「問題解決」の初期段階では問題の漠然としたイメージをきちんとした概念として把握することが大切です。
問題の流れがボトムアップであれトップダウンであれ、わからないことは質問し、問題をしっかりと概念として把握し、共有するという基本を組織に定着させましょう。

★実は、質問の方法によっては問題報告の時点でそのまま解決に向かうケースは結構多いのです。
質問する時にちょっとしたコツを三つ覚えておくと問題解決能力は格段に上がります。

1)「私はあなたよりもよくわかっている、よく知っている」と いう価値観は捨てましょう。

「私は知らない、よくわからないから教えて欲しい」という謙虚な立場に立ってみましょう。

(2)同じ質問は一度でなく三回以上は続けてみましょう。

人や組織の問題は数学の問題と違って「解」は一つではありません。
「それ以外にはないですか?」「他にはもうないかな?」と何度か問い掛けてみましょう。

(3)意識が過去へと戻るような質問は繰り返しても意味がありません。

例えば何か失敗した場合「なぜ、失敗したのか?」という質問の繰り返しでは問題の本質には近づきません。
本当に知りたいのは「どうしたら、成功するのか」ということですね。意識を前に向かわせる質問をしましょう。

★ただし、決して好奇心旺盛な子どものような質問攻めにならないように。人は詰問されると逆に自分の枠内に逃げ込もうとします。

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