(6)バランス・スコアカード

バランス・スコアカードとは?

(1)バランス・スコアカードとは?

BSC(バランス・スコアカード)は1992年に、ハーバードのロバート・S・キャプラン教授、デビット・P・ノートンによって開発された。

当初は、単なる多面的な業績評価の為のものだったが、その後"戦略"そのものをマネジメントするものとなり、さらに組織変革のフレームワークとして活用するようになってきた。(日本には8年前の1997年翻訳出版)

BSCは財務指標項目だけでなく、非財務指標項目もマネジメントする。 すなわち業績を良くするためには、『顧客の視点』での要件項目、『プロセス』の要件項目、『人に関する』要件項目を明確にし、評価基準・目標を設定し、過去の成果である業績を実現させるために、日常どのような活動をすれば良いかを明らかにし、実行徹底させようとする。(プロセスマネジメント)

(2)なぜバランス・スコアカードなのか

1.本社・支店・営業所の従業員の50%以上が、組織のビジョンを明確に理解していますか?
2.ビジョン、中期経営計画、支店・営業所の営業計画、個人の目標は整合性を持って繋がっていますか?(従業員は一人一人、自分の行動がどのように会社全体の業績に貢献することになるのか理解していますか?)
3.本社・支店・営業所それぞれの業務が、どのように関連しあって『業績を上げる仕組み』を作り上げているか理解していますか?
4.従業員は一人一人、自分が『何を』『どこまで』『頑張る』必要があるのか理解して行動していますか?
5.達成すべきことの優先順位について、経営陣と本社・支店・営業所共通の認識がありますか?6.経営陣・支店長・営業所長は、目の前の業績と、長期的な業績のバランスを考慮して各自の責任部署を運営していまか?
6.経営陣・支店長・営業所長は、目の前の業績と、長期的な業績のバランスを考慮して各自の責任部署を運営していますか?
7.全社一丸となって共通のことを考え、そこで考え出された知恵・ノウハウを共有する仕組みが存在していますか?
8.社内には上記のことを議論するための共通言語が存在しますか?

(3)業績の因果関係

業績(業績の視点)

の前に


お客様からの支持や満足(お客様の視点)

の前に


業務のやり方を根本的に変革(業務の視点)

の前に


従業員の士気を鼓舞し持てる能力を充分に発揮(人材と組織の視点)

 


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